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【海外出産12】サミティベート病院出産レポ。陣痛から無痛分娩の様子

2018/09/12

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今回はサミティベート病院での出産レポです。陣痛開始から無痛分娩、出産後の様子までを書いていきたいと思います。なお、出産は2017年時のことになるので、最新の情報ではないかもしれませんが参考になれば幸いです。

今はすっかり当時の記憶をなくしていましたが、入院時に書いた日記があったので、思い出しながら書いてみました。

陣痛開始

前駆陣痛

前駆陣痛自体は出産の2週間前くらいから始まっており、陣痛きた?…あれ、止まっちゃった……を繰り返しながら毎日ソワソワして過ごしていました。

私は心配性なので、臨月に入ってからはほぼスクンビットから出ていませんでした。

早産の可能性がある、と言われていたので、入院グッズは予定日の2ヶ月前から準備していました。

40週検診と内診グリグリ

40週の検診で午前中にサミティベに行ったところ「子宮口が柔らかくなってるからあと2、3日で産まれるかもね」とドクターに言われ、そのまま日本でいう、いわゆる内診グリグリをされました。これはかなり痛かった……涙

一応本館に移動しNSTもやりましたが、前駆陣痛らしきものはたまにくるものの、本陣痛には至らなかったためそのまま家に帰りました。

ちなみにNSTの部屋に行く際は、全然歩けるのに毎回車いすが来て、スタッフの方に押してもらいながら移動していました。

その後ランチとフジスーパーでのお買い物、お昼寝を経て、しばらくすると何やら継続的な陣痛が。

そんなに痛くはなかったので、また前駆陣痛だろうな〜と思い数時間やりすごしていたら、どんどん痛くなってきて、夜の9時頃夫とタクシーでサミティベート病院へ向かいました(当時はUberを使いました)。

夜間にサミティベート病院へ

9:30pm
直接産婦人科の棟に向かい、受付のナースさん(時間が遅かったので1人しかいませんでした)にサミティベのカードを提出しつつ、「contraction(陣痛)が来ました」とお腹を指しながら説明すると、すぐに誰かに電話し、5分後ほど経って車いすがやってきました。

サミティベに着いたときには既に3-4分間隔で陣痛の波がきており、歩けましたが生理痛が突然、断続的に来るような痛みで、夫にずっと腰を抑えてもらっていました。

車いすに乗り、午前中も行った本館にあるNSTの部屋へ移動し、手際よく装置をつけてもらいます。
本陣痛だと判断され、すぐにLDR室に通されました。

ちなみに、LDR室に入った時点で入院する部屋も抑えられ、日数のカウントが始まるとのことです。

↓出産説明会の時に撮った写真です。私は無痛分娩だったので下記のLDR室でしたが、
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自然分娩希望の方はアクティブバース室も選べるようです。
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無痛分娩の様子

ドクター到着

10:15pm
LDR室に入ったころには子宮口が3cmほど開いており、立つのも辛いほどでした。
陣痛の合間は全然歩けたので、その間にトイレを済ませ、水分を取り、ベッドに自分で上がりました。

ナースさんに再びNSTの装置を付けてもらい、子宮口がどのくらい開いているかチェックするために内診をしたのですが、これが痛くて、緊張していたのもあり号泣してしまいました。

「epidural(硬膜外麻酔)を早く入れてほしい」とナースさんに懇願したところ、麻酔はドクターの許可がいるからもう少し待って、とのこと。

ドクターが来るまでの時間がとても長く感じました。

途中で陣痛を耐えようとして思わず息を止めてしまい、赤ちゃんの心拍が急激に下がってしまいました。すぐに正常に戻ったのですが、「これが続けば赤ちゃんが危ないのでCesarean section(帝王切開)します」と言われました。

そこからは呼吸に集中して、陣痛を何とかやりすごしましたが、次に赤ちゃんに何かあったらどうしよう……という恐怖に襲われました。

15〜20分ほど経って私服姿のいつものドクターが到着。子宮口は4cm。
ドクターはお休みだと思っていたので来てくれて驚きましたが、この先生に取り上げてもらえるんだ、と思うと何だか安心しました。

諸々状態をチェックし、麻酔の許可が降りました。
麻酔医が来るまで、ドクターが「陣痛痛いよね、私も経験したわ……」などと話しかけてくれたので、なんとか気が紛れました。

硬膜外麻酔

11:00pm
夫が書類(おそらく麻酔の同意書)にサインし、女性の麻酔医が登場。両手足を何人かのナースさんに抑えられながら、身体をぐっと丸めて、背中に硬膜外麻酔を打ってもらいました。

一瞬びくっとしましたが、このとき動くと危ないと聞いたので、ぐっと我慢しました。想像していたよりは痛くありませんでした。

そこから陣痛を3回くらい我慢すると、痛みがウソのように薄れていきました。

足がしびれたり、震えたりしましたが、麻酔の影響とのこと。

下半身の感覚が全くなくなって少し怖かったですが、陣痛の痛みがなくなり、呼吸がラクになり、精神的にも落ち着きを取り戻しました。

その後人口破水、導尿。これは麻酔が効いていたので、全く痛くありませんでした。

最初の麻酔を入れてしばらくするとまた陣痛が痛くなってきて、麻酔を追加してもらいました。

そこから1時間に1回、ドクターの診察がありました。

0:00am
子宮口6cm、順調に開いているのであと2時間くらいで産まれそうだね、とのこと。

1:00am
子宮口8cm。LDR室には大きめのソファがあったので、夫は横になっていました。私も痛みがなくなり、精神的にリラックスしていたので、ついウトウトしていました。

ついに出産

2:00
子宮口全開。いきんでみて、とのこと。
しかし、下半身の感覚がないので、いきみ方がわからない……。カーテンの奥で寝ていた夫を起こして、携帯でいきみ方を調べてもらいました。

陣痛の波に合わせながら、
・息を吸って吐くタイミングで押し出す
・目を見開いて頭を下半身の方に近づける
・レバーを握りながら腰を下にぐっと押し付ける
など、これで合っているのかな?と疑問に思いながらもいきみ続けました。

ナースさんたちも、常時3-4人体制で、「one, two, three, うーーーー」と掛け声をかけてくれました。

陣痛中にしかいきめなかったので、常に陣痛を計る装置を見ながらタイミングを見計らっていきみました。

しばらくすると、ドクターが緑の手術服に着替え、私のベッドの上にライトが灯され、ナースさんたちがバタバタと忙しく動きはじめました。

ようやく赤ちゃんの頭が見えてきたようで、ドクターに「鏡で見る?」と言われましたが、血が怖いので見たくない、と答えました。
ちなみに夫は見ていました(見られたくなかった……)。

先生がハサミらしきものを出して、会陰切開。これも麻酔が効いていたので全く感覚がなかったです。

もうすぐ産まれるのかな、と思い、ドクターに「へその緒は先生に切ってほしい」と英語で伝えました。

3:00am
いきみ疲れでかなりへとへとになっていたので、「これで最後にする!」とありったけの力を振り絞り全力のいきみを3回。

「OK〜」いうドクターの合図にきょとんとしていたら、しばらくして「オギャーーー」と赤白い赤ちゃんが。

やっと産まれた…
力がどっと抜けて、ただただ放心状態で眺めていました。

その後、ドクターがへその緒を切り、赤ちゃんはナースさんの手へ。体重や身長を測った後、夫とともに別室に連れて行かれました。

その間、ドクターは胎盤の処理や会陰の縫合などを手際よく進めます。
出てきた胎盤を見せられながら「プラセンタいる?」と聞かれましたが、「いらない」と答えました。

出産前は血を見るのも恐怖でしたが、この時は何を見ても動じず、なぜかすごく冷静でいられました。

全ての処置がおわり、「sabai sabaiデリバリーだったね」とドクターが言うと、ナースさんたちもニコニコ。

「皆さん本当にありがとう」と伝えると、ようやく出産した実感がわき、目が潤みました。

赤ちゃんは綺麗に拭かれて戻ってきて、夫と3人で記念撮影。
その後カンガルーケア、そして初めての授乳。よく吸っていてびっくりしました。

赤ちゃんは検査のため再び夫と別室へ移動。

私は2時間LDR室で過ごし、ベッドごと入院室へ運ばれました。

その日は産後用の入院部屋は満室だったので、一般の入院部屋に案内されました。

2時間経った時には麻酔が切れてきて、会陰切開の跡が痛み出したのでナースさんに頼んで薬をもらいました。

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以上が、私の陣痛〜出産の体験談になります。

妊娠中、You Tubeで出産動画を観てわんわん泣いていたのに、いざ自分のことになるとなぜか冷静になり、感動、というよりも無事終わった……というほっとした気持ちの方が大きかったです。

ちなみに日本語通訳に関してですが、私は(普段から通訳をつけていなかったので)英語で対応したのですが、友人は分娩時に日本語通訳の方が来てくれた、と言っていました。

分娩時の英会話は不安だったので、念のため出産時に使いそうな英単語を30語くらい携帯にメモして夫にもシェアしておきました。
実際は
・陣痛(contraction)
・硬膜外麻酔(epidural)
・子宮口(cervix)
・帝王切開(c-section, Cesarean section)
あたりの単語をよく使いました。

だいぶ長文になってしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。

次回は入院の様子と入院時の持ち物について書きたいと思います。

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